『政治経済的麻雀からの脱却』
桜井氏は一つの鉄則を持つ。それは、「強いものは弱いものを守る義務がある」ということだ。桜井氏の麻雀にもその鉄則が貫かれている。
そして強くあるために、より自然な姿勢、動き、自然からの学び、準備、実行、後片付けが語られる。
そして既存の社会すべて、桜井氏のいう政治経済的な社会に、弱肉強食の弱いもの虐めの発想を見る桜井氏は、既存の企業、政治、学校すべてを痛罵する。それは強いものが弱いものから奪っただけの世界だからだ。なんのために強くあらねばならないのか。それは弱いものを守り、助けるためである。ただ麻雀を知らぬ、賭け事に通じぬ人間には、何か理解できない穴が残るように思われるところが惜しい。