『兄春樹を亡くした本宮秋生が復讐の炎に燃える』
哭き麻雀を信条とする一匹狼の雀ゴロ「竜」と東日本最大の広域暴力団「桜道会」が織り成す色濃い人間模様を描いた麻雀漫画第５巻。日本極道社会最大の力を持つといわれる関西共和会を率いる「海東武」にそそのかされ、元桜道会若頭甲斐正三の門下生として同じ釜のメシをくった仲である桜道会本部長二代目甲斐組組長石川喬を襲撃した同じく桜道会の本宮組組長本宮春樹は、石川に諭され、我に返り死に場所を求めるように海東のもとに乗り込んで行く。兄春樹を亡くした本宮秋生は、兄を見殺しにしたとして、怒りの矛先を石川に向ける。著者独特のリアルで人間味あふれた作品だが、麻雀の内容は現実的には非常に可能性の低いものばかりで、麻雀の勉強にはほとんどならないと言えます。