『そして物語は遂に終焉を迎える』
哭き麻雀を信条とする一匹狼の雀ゴロ「竜」と東日本最大の広域暴力団「桜道会」が織り成す色濃い人間模様を描いた麻雀漫画最終巻、第９巻。三上信也は遂に二代目桜道会会長を襲名。竜の持つ魔性により竜に関わる人間は次々と死んでいった。そんな無駄な血を流すことを繰り返さないために三上は竜を消し去ることを命ずる。そして物語は遂に終焉を迎える。他短編２話収録。著者独特のリアルで人間味あふれた作品だが、麻雀の内容は現実的には非常に可能性の低いものばかりで、麻雀の勉強にはほとんどならないと言えます。最後に哭きの竜で出てくる名言を集めてみました。

哭きの竜名言集
・「時の刻みはおれにはない」
・「時の刻みはあンただけのものじゃない」
・「あンた背中が煤けてるぜ」
・「ひとつさらせば自分をさらす。ふたつさらせば全てが見える。みっつさらせば地獄が見える。」